ハートスタートHS1救命時使用後の対応方法
2013年07月3日
AEDって救命時に使用した後の処置の方法ってご存じでしょうか
意外と知られていないようなのでご説明いたします。
まず、救命時は下記のような流れとなります。
救命時には119番通報をして心肺蘇生法を始めますね。
そして、AEDがあればAEDの処置を始めます。
救急車が到着したら救急隊員に引き継ぐという流れですね。
AEDの使用後のパッドは救急隊員が一般的には処分してくれます。
はぁ〜終わったと思った後ですね。
すごく緊迫した救命処置後に、救助者とAEDが現場に残されるということになります。
その際のAED取扱の注意点は2つ(※フィリップス製ハートスタートHS1・FRxの例)
①ビープ音がうるさいからといってバッテリを外さない
②予備の電極パッドを取り出しAEDに装着する
気持ちを落ち着ける間もなく、AEDが「ピー ・ ピー 」と鳴っていることに気付きます。
AED本体にパッドが装着されて保管されているハートスタートHS1とFRxはパッドが装着されていないと、すぐに使用できない状態ということで、ビープ音でお知らせをし続けます。
そして、AED本体の「i」ボタンを押すとパッドを装着してくださいとのメッセージが流れます。
まずは、HS1のパッドカートリッジが外れ、ビープ音が鳴っている状態
そして、予備のパッドカートリッジを取り出しパッドを装着しビープ音が消える流れを動画で確認ください。
なぜ、①バッテリを外してはいけないのか
理由は、バッテリを外すとAEDに記録されたデータの時刻が消えてしまうからです。
AEDには解析データなど救命時の履歴が記録されます。
その際の、時刻などのデータは解析時にデータをとるのですが、時刻は解析時からの逆算で時刻を表示するため、バッテリを外されると解析時に時刻が正しく表示されません。
救命時のデータは事後検証や、入院後の治療に役立てられたりしますので、バッテリを外さず予備パットを装着し備えてください。
②予備パッドを取り出し装着する
AED使用後のビープ音「ピー」という音は、ほとんどの場合電極パッドが装着されてないことにより音がなりつづけます。ほとんどのAEDには予備パッドがケース内に入っていますので予備パッドを取り出し、パッドを装着してください。そして、いつでも使用できる状態で保管してください。
救命コムでは、AEDレンタルを開始当初からAEDに記録されたデータの無料解析サービスを行っております。
ご不明な点やご相談等ございましたらいつでもご連絡ください。
また、夏季は毎年繁忙期となっております。在庫も残り少なくなってまいりましたが、なるべくご希望にお応えできるよう対応しておりますので、AEDのレンタルをしてみようとご検討中の場合は早めにご連絡いただければ幸いです。
AEDを備えて安心安全の環境にしましょう!