サッカー元日本代表、松田選手のニュース…AEDを備えよう!
2011年08月4日
松田選手が倒れたニュース
依然意識不明とのこと、元気な姿で社会復帰してほしい
入院から一夜…松田、依然意識不明 松本山雅はAED設置 (スポニチ2011/8/3)
AEDがあれば、このようにならなかったのではないか
このようにも思う気持ちもあると思いますが、これはドクターでないと判断はつきません。
あっても、その場で蘇生はしなかったかもしれません。
AEDは心室細動など心臓が痙攣状態になっている時のみ蘇生に有効な機械だからです。
推測でどうこう言ってはいけませんが、AEDの備えは必要です。
プロでスポーツをしているのなら尚更必要だと思います。
それは、企業や組織のリスク管理面も含め、突然死の危険性に備え、安心安全な環境への配慮が必要だと思います。
先日も四国のプロサッカーチームが海外遠征に行くときに、救命コムからAEDをレンタルしていただきました。
日頃の練習場のAEDを持ち出せないから、レンタルしていただいたのだと思います。
ほか、全国のスポーツイベントやクラブの合宿などにAEDレンタルを利用していただいています。
スポーツやイベントの場にAEDを設置するのはあたりまえのようになってきています。
何があたりまえかって、何かあれば命を助ける準備をしておこう!
そう思い行動することです。
企業や組織は、AEDを設置しても利益にならないとか
AEDを使用した時に、なにかあったら責任をとれないとか
後ろ向きなことばかり言われるかたが今まで多かったです
不景気になればなおさら、コストを抑えることが必要ですからAEDの設置は検討されないのかも知れません。
しかし、本質を考えれば人あってこその企業、組織、チーム、家族だと思うんです。
不景気だからこそ、大切な人命を守ってほしいと思います。
先日も、友人がAEDを購入してくれました。
山間部の集落の町内会での購入で、二十数戸の小さい集落の集会所に設置しようと町内会で話をしてくれました。
山間部では、救急車が到着するのに10分以上かかるそうです。
集会を開き話をすると、半数以上の人がAED設置に同意してくれたそうですが、一部やはり反対意見もあったそうです。
AEDを使って、社会復帰できなければ余計負担が大きくなって困る…
というような意見とか、いろいろあったそうです。
もちろんただ気に入らなくて、なにかと反対する人もいると思いますが…
しかし、10分以上たって救急車がきて蘇生できないまま、病院に運ばれ20分30分またそれ以上経過して蘇生した場合、ほぼ社会復帰の可能性がない状態です。
倒れてから数分、できれば3分以内にAEDによる除細動ができれば蘇生し、社会復帰する確率が何倍にも高くなります。
十分な知識がないこともAEDの普及と理解の妨げになっているなと感じます。
もっと十分な理解と、AEDの活用する人と、活用の場が広がればと思案中です。
若ければ若いほど、命はあってあたりまえですよね。
身近な人の命を失って命の大切さに気づくことが多いです。
AEDの備えが、メリットあるように感じない方も多いかもしれませんが、是非AEDを備えてください。
救命コムでは、AEDを全国にレンタルしています。
また、心肺蘇生法やAEDを使えるようトレーニングできる、トレーニング機材もレンタルしています。
是非、活用いただき安心安全を手にしていただければ幸いです。
一部の方には、不安をあおってしまったかも知れません。ごめんなさい。
しかし、後ろ向きにならず、楽しく外で楽しみましょう!!