AEDリコール問題
2009年11月21日
昨日、大きなニュースが発表されました
107,309台のAED自主回収です。
メーカーは、カルディアック・サイエンス社製で、国内販売メーカーは日本光電でした。
今まで、国内ではシェア争いをしていた2強のAEDメーカーの内の1社です。
そのため、台数が多いので大きな衝撃となっています。
自動車でいえば、トヨタやホンダあたりがリコールをだしたような感じでしょうか。
以前、このブログでこのような記事を記載しました。
「国内のAEDを調べて」
当時、過去を振り返って記載しましたが、想定された問題が次々と起こってきました。
今回の日本光電さんのリコールの前にはメドトロニック社さんのリコールもあり
AEDというものの機械の信頼が低くなるのではないのかと心配です。
ここでひとつ、多くの皆様が知らないのではないかと思うことをお伝えしたいと思います。
AEDは、販売店が内部の機械を分解メンテナンスできる機械ではないのです。
ある意味、ブラックボックスです。
そのため、国外の製造メーカーに送りメンテナンスを必要とします。
たぶん、今後メンテナンスを販売店にしてほしいという声が多くあがると思います。
しかし、実際現状ではほとんどなにもできないのではないかと感じております。
AEDは、基本的にはメンテナンスフリーの製品なのです。
そのため、AEDが自動的に行う日々のセルフメンテナンスチェックという機能により安全性が担保されていました。
今回の、日本光電さんのリコールに問題があるのは、そのセルフメンテナンスチェックに問題があったというところでしょうか。
同じリコールでも問題の大きさが違うと感じます。
ほかにも私が感じる問題があります。
某メーカーでは、リチャージタイプのバッテリを標準装備したAEDを販売しております。
さまざま機能がついており、高機能で見た目はいいのですが…
リチャージタイプのバッテリで発生する問題をいくつか記載します。
・充電頻度が高い
充電頻度が高いため、人的メンテナンス作業を多く必要とします。
そのため、バッテリ低下している状態での使用リスクも多い。
また、充電を忘れ、動作しないリスクも高い。
・リチャージバッテリの寿命
寿命の判断が難しいため、急に電池の寿命が終わる
充電の手間を省くためコンセントにつなぎっぱなして設置している場合
いざ使用するため持ち出す際にAEDをコンセントから外したら、
バッテリの寿命が切れておりAEDが動作しない。
また、コンセントにつないていると台風の際に落雷などでAEDが故障する。
その際、災害が発生するリスクがたかい時に使用できない。
などなど、ほかにも細かく言えばあると思います。
一般市民が使用するに際してリスクが高いのではないかと考えます。
そのため、弊社ではFR2のリチャージバッテリの注文があっても、
お客様の利用方法などをお聞きし、適していればそのまま販売しますが
危険性、問題点を十分に説明し考え直していただくことも多くございました。
機能があるからといって全ていいわけではありません。
機能がありすぎて、トラブルや危険性をまねくことも多くあります。
ほかにも、さまざまございますがこのへんで…
以前、このブログ記載しましたが、下記のように今でも考えています。
「国内のAEDを調べて」
作る側の問題点
製品としての問題点など
さまざま予測できることはあります
しかし 故意であるかないかに関わらず機械製品である以上 リコールなど問題点はでてきます
そのリスクは救命コムでも受けますが、救命コムがリスクを受けるということは救命コムのお客様のリスクでもあると考えています
そのリスクを避ける努力は続けたいと思います
おかげ様で救命コムではフィリップス社製AEDを選びレンタルさせていただき大変好評を得ており、大きなトラブルなどもなくお客様に喜んでいただいております
今後も AEDやマネキンのレンタルや販売を通して多くの助かる命を助ける力のひとつとなり、一般市民の参加による救急救命の市場がよりよき市場となり、一人一人の生活 そして地域日本が豊になることを願います