AEDの心電図表示機能について
2008年10月23日
AEDには心電図表示機能が有るものと 無いものがあります
救命コムではハートスタートFR2です
今現在 AEDが広く普及しだしました
AEDを知らないという人もだいぶ少なくなりました
本当に嬉しいことです
しかし AEDの機械のことはまだまだ理解されていません
その為 救命コムではお申込の際に お客様の環境にあわせて変更の提案をすることがよくあります
心電図の表示機能もそのひとつです
心電図が表示されるかされないかで何が違うか?
一般の方はわからないと思います
救命コムでは心電図の表示され無いものを一般向け
心電図の表示されるものを医療従事者向けとしております
医療従事者以外レンタルできないというわけではありません
しかし、心電図波形表示されるAEDにリスクもあります
レンタル価格も販売価格も心電図表示ありが高価です
救命コムでも高価な製品がでたほうが嬉しいですが一般向けにはリスクを考えるとお勧めできません
ではどんなリスクがあるのか?
■① 心電図波形が動いているとAEDがショックボタンを押す指示がでたのに押せない
■② 心電図波形を見て救助者が勝手に判断をする
■③ ①②のことで救命処置が遅れる
■④ ③で処置が遅れ 電気ショックのタイミングを逃す
簡単にこのようなことが考えられます
しかし、④のリスクをもっとも恐れます
電気ショックが出来るのは心室細動といわれる心臓が動いているが血液を送るポンプ機能を果たしていないときです
この時間は約3分~5分といわれます
心電図の動きを見て 勝手に判断したりAEDがショックボタンを押してくださいって指示がでているのに押せないことで助かる命も助からなくなる可能性があります
その為、心電図表示機能付きは一般のお客様にはお勧めしておりません
しかしメリットもあります
ではどんなメリットがあるのか?
■① 医療従事者がいる場合 早い適切な判断ができる
■② CPRの経過中に状態が見れる
■③ 119番のコールセンターに現状を伝えれる
医療従事者がいることによりメリットがでてきます
実は心電図波形は医療従事者が全てわかるわけではありません…
やはり専門の方でなくてわわかりませんが効果的にご利用いただけるのであれば必要な備えになります
心電図波形って言葉で言われてもって思う人も多いと思います
では どんなものか写真を取ってみました
英語表記です すいません…^^;
救命コムに点検用で1台英語バージョンがあります
この心電図は私の心電図です
たぶん… 正常だと思います^^;
このように表示されます
もちろんこの時 ショックボタンを押す指示はAEDからでませんでした
たまに講習をしていて質問がでます
『逆に貼っても大丈夫ですか?』
これも大丈夫です
AEDが正確に判断をしてくれます
しかし 逆に貼るとどう表示されるのか?
見てみたいですよね?
写真撮ってみました もちろん私のです
見事に逆さまですね^^;
しかし AEDはすごいですね
ちゃんと判断します
もちろんこの時もショックボタンを押す
指示はでませんでした
ほかにもあります
『貼る場所がずれても大丈夫ですか?』
これも少々はかまいません
しかし訓練の時はちゃんと正確な場所を覚えてもらわなければなりませんので右胸と左わき腹にはっていただかなければなりません
しかし 試してみたい^^
右胸と 同じ高さで左胸へ貼ってみました
ぜんぜん正常かどうかわかりません…
しかしAEDは正常と判断しショックボタンを押す
指示をだしませんでした
昔 ネット上でアメリカのカジノでの救助作業を見ました
AEDが使用され1回のショックで蘇生しましたが
なんとその時、パットの貼る位置を見てビックリ
右胸と左わき腹に貼るのが正解ですが上記写真のように、右胸と左胸に左右対称にパッドを貼ってました
上の写真を見てもさっぱり正常かどうかわかりません
しかし 正常でないときはしっかりAEDが判断し電気ショックをするということがわかりました
講習でもならいますが大事なことです
①AEDの電源を入れる
②AEDの指示に従う
③AEDの指示があればショックボタンを押す
基本的にAEDの電源を入れたら指示に従うということです
心電図表示機能が付いている機種は一般向けにお勧めしませんが
しっかりとした救命体制をとられる際には心電図波形ありのAEDをお勧めします
是非ご利用ください
一般向け ハートスタートFR2[M3861A]
医療従事者向け ハートスタートFR2[M3860A]
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