何のためのAED?そこから学ぶこと
2007年12月20日
いきなりですが、『AEDの効果は100%ではありません』
え~
AEDがあれば安心じゃないんですか?
AEDがあれば100%助かるんじゃないんですか?
という人が結構多いです。
これが怖いですね~
物だけでなんとかなる。
形だけでなんとかなる。
そう考えて終わるところに問題があります。
なんのためのAEDか…
人を助けるためですね。
まず、大切なのは何かあれば助けたいと思うことです。
しかし、思うだけでは力になりません。
救命講習を受けて、救命時になにをしなければいけないのかを知りトレーニングをしなければなりません
トレーニングで救命の技術を学ぶと不思議なことがおきます
なんと!身につけた技術を使いたいと思えるようになります
するとどうでしょう!!
道であるいている人や、職場の同僚を見ていると大丈夫だろうか?
なにかあれば、教えてもらった技術で助けてあげたい!
と、思えるようになる人が多いです
これって、人を思いやる気持ちですよね
思いやる気持ちを持った人が増えるとどうでしょう?
嬉しいですね!そんな人がもっと増えてほしいものです
この救命講習を通して、もっと深く考えてほしいこともあります
人の『生命』についてです
心臓突然死では、一生懸命頑張っている命が、突然失われます
生きようとしても生きれない命があるということです
特に若年層の命の輝きが失われるのは、耐え難いものがあります
そこから生まれる戸惑いと、悲しみは非情に大きいと感じます
私たちの努力で、その悲しみが少しでもなくなるなら、なくしていきたい
救命コムでは、AEDなどの救急救命の備えと救命講習で必要なマネキンなどをレンタル・販売しております
何のためにこの仕事をしているのか?助けるためにです
助かり、多くの人に幸せになってもらいたいと心より願います
皆様のお役に立てることを願っております
AEDの誤解
2007年12月13日
心停止になったらAEDという言葉に少々誤解している人が多いと感じております。
このことで、一番問題なのが、『心臓が完全に停止したらAEDは使用できない』という事実です。
重要なので先に申し上げます。
AEDが必要なのは、人が倒れてからの最初の数分間なのです。
倒れた原因によりますが、心室細動などであれば数分間心臓が動いています。
その数分間に、AEDによる電気ショックが必要なのです。
早いほどいいのですが、5分以内にはAEDができればと良く聞きます。
さて問題です!
①心臓がわずかに動く数分間救急車をまってのAED使用
さぁ!どうでしょう?倒れた人が助かるでしょうか。
②心臓がわずかに動く数分間手元のAED使用
さぁ!どおでしょう?
心臓は、数分間で完全に停止します。時間との戦いです。
【答え】
やはり、手元のAEDを使用したほうが助かる確率は格段に高いです。
救急車が到着したとき、心臓が完全に停止していれば、救急車に搭載しているAEDは使えません。
病院に入ってからの本格的な救命処置になります。
そうなれば、どうでしょう。10分どころではありません。
助かる確率は数%ごくわずかです。
是非、AEDの必要性を感じていただければ
購入か、レンタルにてAEDを備えてください。
AEDはお金でなんとかなりますが、人の命はお金で買えません。
この少しの行動で、助かる命があります。
救命コムは、全国に短期からAEDをレンタルしております。
必要な時は、お役に立てれば幸いです。