安心の備えとしてのAEDレンタル
2012年01月6日
明けましておめでとうございます。
昨日から、本年度の業務を開始いたしました。
本年もよろしくお願い申し上げます。
2005年にAEDのレンタル事業を開始する際に思ったこと
「レンタルで救える命がある」命を救う事業だ!
そして、kyumei.com「救命コム」としてスタートしました。
この初心は大事にしていきたいと思います。
2004年に法改正され、AEDが一般市民も使用できる救命器具になりました。
当時、AEDは高価で手にすることも難しい状況でした。またAEDの短期レンタル会社はどこにもありませんでした。
公共施設などの常設の備えはすすんでいましたが、常設ではなく非常設の短期開催されるスポーツ大会やイベントなへのAEDの設置はされていませんでした。AEDを短期間でもレンタルできることで非常設の全国のあらゆる場所への備えが充実し、必要な場所に必要な備えが行き届く。これは、多くの方々に必要とされていることだと確信しました。事業開始後、AEDトレーナやマネキンなどもレンタル開始し、全国の多くのお客様にご利用いただいております。
一人でも多くの人を救える力となりたい。そのようなことを考え周囲の協力も得て事業を開始したことを思い出します。
そして、昨年まで私たちの提供するAEDを使用して一人でも多く命がつながること、それが事業の成果だと思ってきました。しかし、事業を継続して行くにつれ命がつながるというのは結果であって成果ではないのではないか、そう思うようになりました。
お客様がAEDを使用されてももちろん助からない命もあります。また、人はいずれ必ず死を迎えます。突然の死は、その人の寿命なのかもしれない、寿命でないのであれば助かって欲しい。そう考えると、助かることのみを成果とするのはおかしい。その前提の環境、ベストを尽くせる環境を整えることが重要ではないかと思いました。ベストを尽くせる環境は、必要な準備や備えが整った安心な環境ではないか。そして、私たちの事業の成果は、「安心の備え」を提供することとしました。必要なものが必要な場所にある。それも安心ですが、ほかにも安心の必要な材料はあります。安心の備えにつながるために必要なことをしっかりと考え行動していきたいと思います。
救命トレーニング製品で救命講習を受け助ける技術を得ていただく準備、そして安心の備えとしてのAEDをレンタルを本年も頑張ってまいりたいと思います。ほかにも、救命講習されている方々、救護活動をされている方々など多くの方々に貢献していこうと考えております。
なにか、ご意見ご要望ございましたらご連絡いただければと思います。
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本年もよろしくお願い申し上げます。
AEDは寒さに弱い!?
2011年12月19日
今年も残りわずかとなり、いちだんと寒くなってきました。
寒くなると、AEDの備えにも注意が必要です。
■管理温度
AEDの保管管理温度は、機種によって違いはありますが0度~約50度ぐらいのものが多いです。
特に0度以下になると電子機器は、動作しなくなるなど弱いですね。
AEDも同じく、0度以下の場所で設置されていると動作しない可能性があります。
バッテリもダメージを受けます。残量が急激に低下したりします。
寒い屋外への持ち出しや設置には注意してください。
持ち出す場合は、直接外気に触れないようなケースやバックパックに収納して持ち出す方法などもありますのでご検討ください。
■お風呂場が危険
寒くなると、浴室での突然死が増えてきます。
救命コムのレンタルAEDも以前、浴場での心肺停止者の蘇生に活躍しました。
温度差が激しいことなど血圧の変化も激しく、心臓には特に負担がかかります。
お風呂場でのAED使用の注意点は、
①傷病者の体がぬれている場合、パッドを貼る位置(胴体)をタオルで拭く
②可能なら、傷病者を脱衣所などに移動する
体がぬれていると電極パッドが貼れないので体を拭いてからパッドを貼ることが大事です。
浴室内は狭かったり、湯気で傷病者が見えにくいなど救助作業がすすめにくいこともあります。周囲に人がいたら手伝ってもらいましょう。
では、まだまだ寒くなります。
寒さを楽しめるよう、AEDなどの備えもしっかりとしていきましょう!
AEDのレンタルもお待ちしております(^^)/