イタリア豪華客船転覆事故での救命への意識
2012年01月18日
イタリア中部ジリオ島沖で大型クルーズ船「コスタ・コンコルディア号」が座礁、浸水した事故は、通常航路を大きく外れて同島に異常接近した際に起き、17日までに11人が死亡、多数が行方不明となっている。
日本人乗客43人も命からがら難を逃れた。危険な航路を選び、避難誘導よりも自身の脱出を優先させたフランチェスコ・スケッティーノ船長(52)による悪質な「人災」の疑いが濃厚になってきた。(1/18読売新聞抜粋)
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4200人の乗客を見捨てて逃げる船長、なんとも情けない。
乗客からは、救命ボートで多くのクルーが乗客より早く逃げていたとか・・・。
浅瀬での座礁が被害を最小限にしたとは思うが、これが水深が深かったりしたら被害は甚大だったと思われます。
法律の問題をどうこう、罪に問われるかなどニュースでも言われているが、法律で人は助からない。
あれほどの豪華客船なら、収容人員も多いため救命ボートや、避難誘導のマニュアルなど、さまざまな対策が用意されていたのではないかと思う。
■救命は必要な備えと、日頃の準備が大事
必要な備えがあっても、万が一の事態に使用されなかったり、機能しないのでは備えはないのと同じです。
救命ボートも使われなかったら意味がありません。
避難誘導マニュアルや避難経路も、行動されなければ意味がありません。
今回、逃げてしまったこと避難行動が十分でなかった理由
これは、日頃の救命講習や避難訓練の実施不足、また緊急時対策の確認不足など
日頃の対策の不足だと思います
日頃できないものは、万が一の危機に対応した行動はできません
備えたことだけでもって、仕事がすんでいると思わないでほしいですね
AEDを備えている施設についても同様に思います
防災や減災に対する取り組みについても同様に思います
必要な備えが、必要な時に機能するための取り組みが大事です
救命コムでも、万が一の備えが期限切れなどで機能しないなどのリスクを軽減するため
期限管理インフォーメーションというサイトを公開し、AEDを含めたあらゆる備えの期限管理を無料で出来るようサービス提供しています。
備えを正しく管理し、救命講習や防災訓練など、必要な日頃の対策をしていきましょう。
安心の備えとしてのAEDレンタル
2012年01月6日
明けましておめでとうございます。
昨日から、本年度の業務を開始いたしました。
本年もよろしくお願い申し上げます。
2005年にAEDのレンタル事業を開始する際に思ったこと
「レンタルで救える命がある」命を救う事業だ!
そして、kyumei.com「救命コム」としてスタートしました。
この初心は大事にしていきたいと思います。
2004年に法改正され、AEDが一般市民も使用できる救命器具になりました。
当時、AEDは高価で手にすることも難しい状況でした。またAEDの短期レンタル会社はどこにもありませんでした。
公共施設などの常設の備えはすすんでいましたが、常設ではなく非常設の短期開催されるスポーツ大会やイベントなへのAEDの設置はされていませんでした。AEDを短期間でもレンタルできることで非常設の全国のあらゆる場所への備えが充実し、必要な場所に必要な備えが行き届く。これは、多くの方々に必要とされていることだと確信しました。事業開始後、AEDトレーナやマネキンなどもレンタル開始し、全国の多くのお客様にご利用いただいております。
一人でも多くの人を救える力となりたい。そのようなことを考え周囲の協力も得て事業を開始したことを思い出します。
そして、昨年まで私たちの提供するAEDを使用して一人でも多く命がつながること、それが事業の成果だと思ってきました。しかし、事業を継続して行くにつれ命がつながるというのは結果であって成果ではないのではないか、そう思うようになりました。
お客様がAEDを使用されてももちろん助からない命もあります。また、人はいずれ必ず死を迎えます。突然の死は、その人の寿命なのかもしれない、寿命でないのであれば助かって欲しい。そう考えると、助かることのみを成果とするのはおかしい。その前提の環境、ベストを尽くせる環境を整えることが重要ではないかと思いました。ベストを尽くせる環境は、必要な準備や備えが整った安心な環境ではないか。そして、私たちの事業の成果は、「安心の備え」を提供することとしました。必要なものが必要な場所にある。それも安心ですが、ほかにも安心の必要な材料はあります。安心の備えにつながるために必要なことをしっかりと考え行動していきたいと思います。
救命トレーニング製品で救命講習を受け助ける技術を得ていただく準備、そして安心の備えとしてのAEDをレンタルを本年も頑張ってまいりたいと思います。ほかにも、救命講習されている方々、救護活動をされている方々など多くの方々に貢献していこうと考えております。
なにか、ご意見ご要望ございましたらご連絡いただければと思います。
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本年もよろしくお願い申し上げます。