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ハイクオリティCPR

QCPRってご存じですか?
CPRは心肺蘇生法ですね。Qはクオリティです。以前からも一部のところでは、このような言葉を見聞きしてきました。
先日、日本臨床救急医学会に参加した際にセミナーにも参加し勉強してきましたので部分的で簡単にではありますが報告させていただきます。

ガイドライン2010が発表されて現在2013年、CPRに関して中間的な発表がAHAConsensusStatementとしてありました。
AHA Consensus Statement ※原文はこちらです

なぜこのような具体的な報告があったのか?
理想と現実の大きな違いがあるようです。
1974年からAHAが心肺蘇生法のガイドラインを発表しており、世界的にはガイドライン2000から世界中に心肺蘇生法が広がってきたが、理想的な効果がでていないため大きな変革を求められるとのこと。

内容はより具体的になっています。

①CCF(chest compression fraction)>80%
蘇生行為における胸骨圧迫の割合です。
人工呼吸やAEDの操作など、全体における中断時間を少なくし、胸骨圧迫の時間を全体の80%以上にしましょう。この比率が高いほど生存率が高いという結果がでています。

②胸骨圧迫の早さ 100〜120回/分
ガイドライン2010では、100回/分ということで1分回に100回以上となっており上限がありません。
しかし、最近では100〜120回が効果的なレートと発表されています。
100回から120回をピークとして120回を超えると蘇生率が下がるとの発表がされています。

③胸骨圧迫深さ  >5cm
50mm以上は除細動の成功率があがるので確実にやりましょうということです。

④フルリコイル
胸骨圧迫の際に、押した後に十分に胸の圧迫が解除されるぐらい戻しましょうという内容です。
実際の救命処置時に胸骨圧迫時の圧迫解除が不十分であるとの報告もあります。
また、不十分な圧迫解除により効果も減少します。

⑤過剰な換気を避ける
息を吹き込みすぎると良くないとのことから、人工呼吸時は、かるく吹き込み過剰な換気を避ける。
目安は12回/分、100回〜120回/分の胸骨圧迫の間に人工呼吸をすると12回/分ぐらいの回数になります。

最後に面白いのが・・・
ピットクルーのようなチームでの心肺蘇生

救命の現場をピットクルーとしてイメージしているのがいいですね。
ピットクルーも日頃から、短時間で正確に作業目的を達成するようにチームで訓練されているので、ピットクルーのようなチームの救命チームが存在したら心強いです!
一般市民の救命の現場でも、チームリーダーがいれば役割分担してチームが作れそうですね。

原文ではもっと詳しく説明されていますが、一部を紹介させていただきました。

夏季は全国の多くの現場でAEDのレンタルをご利用いただきありがとうございます。
今年は猛暑で熱いので熱中症や脱水症状にも気をつけてくださいね。

AED短期レンタルご利用ください。

夏季AEDレンタルのご注文はお早めに

梅雨も全国的に明けて真夏日になってきましたね。
夏も本番!全国各地でさまざまなイベントや催しが開かれています。

救命コムのAEDも全国各地で活躍しております。
夏季は、繁忙期となっており数百台あるAEDの在庫がフル稼働しますので、急な注文に対応できない場合があります。
そのため、早めのご注文をいただければ幸いです。

楽しいイベントも危険はつきものです。
安心安全の環境作りにAEDを備えてください。

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