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『黒部名水マラソン』モバイル隊に密着、感動の1日

富山県黒部市で開催された『カーター記念黒部名水マラソン』は、参加者数1万人を超える大規模なマラソン大会です。1万人を超える大会は全国でも少ない大きな大会ですが、このマラソン大会もフルマラソンの開催は、昨年からで今年で2年目と、あっと言う間に1万人を超えるビッグな大会に成長されました。

救命コムのレンタルAEDも2010年からご利用いただいており、参加者数増にあわせてAEDレンタル台数も増え毎年ご利用いただいています。ボランティアの数も、フルマラソン前とくらべると3倍も増えているそうです。
AEDは今回44台レンタル利用いただき、モバイル隊はAED専用バックパックで24人体制で救護にあたっていました。

モバイルAED隊の紹介
モバイルAED隊は、黒部消防の方と地域のサイクリング協会の方々などボランティアで構成され全員で24名。
自転車は、ママチャリからロードバイクといろいろ。
モバイルAED隊出動前、全員での記念撮影です。

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モバイルAED隊の1日を写真と一緒に紹介します。

朝8:00に集合して消防署で出発前の打ち合わせです。

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出発前の準備で装備品も確認します。
AED専用バックパックに、AED以外にも大会の救護マニュアル、飲料水、経口補水液、コールドスプレー、救急セットなどなど、一般的な救護資材が準備されているので、持ち物を各自点検。
AEDももちろん、パッド等内容品の確認をされていました。
救急隊員等主要メンバーは無線の動作確認も実施し、準備万端です。

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全体打ち合わせが終了後も、パートナー同士の連携は大事なのでギリギリまで準備確認をしています。

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打ち合わせ後、それぞれパートナーと所定の場所に移動。

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スタート地点にくると、大会の大きさがわかります。
自転車に乗って移動できないほど人が密集しています。
※写真右側は、子供達に人気のジバニャンです。まさかこれで走りきれる気なのか!?(汗)

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スタート地点はお祭り騒ぎ!
映画館でおなじみの人たちが記念撮影してました(笑)
とても微笑ましいく、活気に溢れたスタート地点。こんな光景を観れるのも嬉しいですね。

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そろそろスタート1分前
スタート地点では、ゲストの高橋尚子さんも見送りに。

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スタート直後
密集した集団が続き、自転車も移動できるほどのスペースはありません。
このような状況では、転倒などの怪我が心配ですね。

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このような動きにくい状況では、モバイルAED隊も無理に移動せず沿道で見守ります。

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少し列も長く伸びて、ばらけてくるタイミングでモバイルAED隊も連携しながら動き始めます。

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しかし、動き始めてすぐに道が狭いコースに入ると密集状態に・・
このような状況には、サイクリング協会の方々は大活躍!密集状態でも、周囲に配慮しながら安全に移動しています。

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走っていると暑さのためか、道の脇に湧いている用水をかぶりクールダウンしている方も。
モバイル隊は、やさしくランナーに声をかけていました。
ランナーは水を浴びると笑顔でコースに復帰。いいですね。

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救護所は全部で9カ所。もちろん全てにAEDが配置され医師がおられます。
前半はあまり救護所に立ち寄られるランナーは少ないですね。

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給水所も21カ所
この日は、想定温度より3℃ほど気温も高く、前半から給水所も多くのランナーが利用されていました。
黒部の名水は美味しいですね。ボランティアもランナーに大きな声で声をかけ活気に溢れていました。

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コース中盤にもなるとモバイルAED隊はフル活動
日頃から自転車に乗っている方は、コース逆走も移動がスムーズです。
立ち止まったり歩いたり、様子がおかしいランナーには声をかけています。

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コース途中には、救護車も何台か配置されています。
モバイルAED隊員も見守るなか、気分がわるくなったランナーを救護車内で医師が手当していました。

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コース中間地点に近づくと、力強い美しい立山連峰がすぐ近くに見えてきました。
山頂付近は、雪がまだ残っていて、見ているだけで涼しくなる感じがします。
走りながら楽しめる景色ですね。モバイル隊は景色よりランナーの状態を観察しながら移動しています。

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モバイルAED隊は、巡回中も連絡を取り合ったり情報交換をしながら救護にあたっています。

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コース中盤になると、足を痛めるランナーが増えてきます。
コース脇で休まれる方にも、声をかけ必要であれば手当をしています。
モバイル隊員は、ランナーにゲストランナーの位置を伝え励ましていました。
そんな気遣いや励ましができるモバイルAED隊もいいもんですね。

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休んでいるランナーが走れる状態になり、走り始めるとモバイルAED隊もコースを走り始めます。

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ランナーの中には、ランニングドクターも走っています。
目の前を走っていたランニングドクターは、とても走りが軽やかで周囲に気を配りながら走られていました。

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マラソンを盛り上げてくれる沿道の声援も大きいです。
全部を撮りきれないほど各所で大きい声で、声援が飛び交い、ランナーも声援に応えている風景が随所にありました。

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コース中盤を過ぎた救護所では、怪我の手当を受けるランナーや、コールドスプレーを使用して足を冷やさすランナーが続出しています。
モバイルAED隊もコールドスプレーがなくなれば、救護所に取りに行き補充しています。

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コース上で、まかれる黒部の名水はランナーの元気を取り戻していました。

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コース終盤では、痙攣した足の筋肉を伸ばしている方も多くなります。
モバイルAED隊は、そういう方を見つけるとすぐに駆けつけ、コールドスプレーで冷やすなど必要な処置をして、ランナーをコース復帰できるよう助けています。

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途中でとても涼しい風が吹いてきました。
ふと横を見ると黒部川が流れています。河川敷では、雪解け水が流れる黒部川が涼しい風を運んでくれていました。しかし、もうコースも後半、歩いているランナーも増えてきます。終盤は限界との勝負でしょうか。

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途中で出会ったランニングドクターとまた出会いました。
今度は、足がつって動けなくなっているランナーの手当をしています。

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こちらのランナーもランニングドクターの手当をうけて、コース復帰し走り始めました。
こういう姿を見ていると助け合いゴールを目指す姿が美しく、随所にドラマが散らばっているように見え感動します。

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モバイルAED隊も、コース前半で救護に当たっていた隊員がどんどん終盤に集まって、体調が悪くなったり痙攣したり立ち止まるランナーに声をかけながらランナーをサポートしています。

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また、ランニングドクターが走りを止めているランナーに声をかけサポートしているところに出会いました。
ランニングドクターが、いると心強いですね。大活躍です。

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ゴール5km手前、モバイルAED隊員も声援を送り見通しの良いポイントでは自転車から降りて声援を送っています。ランナーも気力を振り絞り走っています。
『この先でアイスも配ってますよ〜』なんて、教えてあげたり
ランナーも『マジで!』って声をあげて喜ぶ方もいました。

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アイスを配られると、足を休め休息をとるランナーも多くいました。

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気力を振り絞り走るランナーの状態を注意深く観察しモバイルAED隊は動いています。

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ゴール1km手前、限界を超えてたランナーと一緒にゴールまで同行するモバイルAED隊員もいました。
声をかけ、話しながらゴールを迎えると、またモバイルAED隊員はコースの救護に戻りました。

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ゴール地点に行くと、高橋尚子さんが大きな声で『がんばりましたね。お帰りなさい。』とランナーをハイタッチで迎えていました。嬉しいですね。自然と笑顔になります。

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マラソン大会も時間的にも残りわずかになってくると最終ランナーもゴールに近づき、モバイルAED隊員と何度もすれ違います。

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少しすると、『もうすぐゴールですよ。頑張ろうね。』と大きい声が聞こえてきたと思ったら、高橋尚子さんがゴール地点で待ちきれずに、ゴールからだいぶ離れた場所まで迎えにきていました。

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ランナーを迎えにいったと思ったら、またランナーと『もうちょっとだよ。一緒にゴールしよう。』とランナーを励ましゴールに向かうランナーと高橋尚子さんが。
終盤になると、ドラマがいっぱい。

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モバイルAED隊も続々と、ランナーと一緒に集まってきます。

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ゴール手前数百メートルまで戻ってくると、また高橋尚子さんがランナーを励まし、ハイタッチしています。

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モバイルAED隊も、集結し最後のランナーまで見守ります。

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少しすると、最終のランナーと最後尾となるパトカーもやってきました。

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ゴールが近づくとモバイルAED隊員にも笑顔がこぼれます。

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最後尾のランナーがゴールしたのを確認し、モバイルAED隊もゴールします。
これだけの人数がそろうと壮観です。

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モバイルAED隊がゴールを迎えた時、とても嬉しい光景を見ました。
モバイルAED隊員にも、高橋尚子さんが『お疲れさまでした。おかえりなさい。』と大きな声でハイタッチしています。

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ランナーだけではなく、モバイルAED隊の最後の一人まで温かく迎えていただきました。
ランナーだけではなく、運営スタッフやボランティア、沿道で声援をくださった地元の方々、全員が参加することでマラソンはできていると感じ、感動した一場面でした。

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最後に、会場内に全員が集まり備品の返却等をすませて、『お疲れさまでした。』と解散しました。
モバイルAED隊員の皆様、大変お疲れさまでした。

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救命コムも、事業を通じてこんな素晴らしいマラソン大会に貢献できていると思うととても嬉しく幸せでした。
スタートから、ゴールまで目にした光景は、人生ドラマのようでなんとも言えない感動が多くありました。
救護体制が整うことで、アクシデントがあってもコースに復帰しゴールを目指すランナーがいて、またゴールする多くのランナーがいます。
さまざまな、ドラマが人生でも起きますが、助け合いゴールを目指すということは美しいものですね。
今回、AEDが使用されることはありませんでした。とても嬉しいことです。
また、なかなかモバイルAED隊などの裏方の活躍はご存じない方も多いかと思いますので、今回密着してお知らせできたことを嬉しく思います。

私たち救命コムは、感動の場面に多く出会い、貢献できることは幸せです。
小さなマラソン大会を開催されるお客様や、マラソン以外のスポーツを開催されるお客様など、AEDの準備をご検討中の方は、ご相談などありましたら救命コムに連絡ください。
夏季は、屋外のスポーツなどイベントも増え、救命コムも繁忙期を迎えます。
7月8月は数百台あるAEDも在庫がほとんどなくなる状態になりますので、ご利用の際は早めにご注文いただければ幸いです。

長い長いブログを最後まで見ていただきありがとうございます。

感謝

AED2100トレーニングユニットのちょっとした工夫

救命コムのレンタル品は、日本全国に出荷されご利用いただいています。
当然、救命コム社員が商品と一緒にお客様のもとに伺うことができません。

製品が使用されているところ、不便なところが見えないのでいつも心配です。
レンタル品が正しく使用されているだろうか・・・
レンタル品の機能が正しく動作しているだろうか・・・
お客様が困っていることはないだろうか・・・
遠くから子供の旅を心配する気分でしょうか。

そんな心配はしたくないので、未然に対策を考えます。
そんな一例を、皆様の参考にもなるかと思い情報共有させていただきます。

製品は、先日入荷したAED2100のトレーニングユニット「TRN-2100」
先日開梱し、レンタル出荷の準備をしました。

TRN-2100

準備中、問題を発見。
トレーニングユニットの背部、電池とリモコン収納部。
まず、電池とリモコンを入れます。
これは便利ですね。収納スペースがあるのはTRN-2100のとても良いところだと思います。
フタを閉じると準備完了。

TRN-2100−01

『さぁ、お客様の立場にたって使ってみよう!』
まずは、リモコンと本体に電池を装着するために電池とリモコンを取り出します。

トレーニングユニットを立ててフタを開けると、『ガチャガチャ』っと電池とリモコンが放出・・・
『あっ・・・』

TRN-2100-02

これは、ちょっと問題あり・・・
リモコンが故障する原因になりますね。
電池も丸いので転がるとどこに行くかわかりません。

あーでもない、こーでもないと言いながらみんなで飛び出さない方法を考えました。
・電池とリモコンがフィットするようスポンジを貼って収納

TRN-2100-03

収納スペースと電池の電極部分の隙間を黒いスポンジを貼ることでなくしました。
リモコンの側面も本体側の収納スペース側面に2箇所、スポンジを貼ってフィットさせています。
上から2枚目の画像と見比べてみていただくとわかりやすいかもしれません。

さぁ、フタを開けても電池とリモコンが飛び出さないか実験。
おっ、飛び出ない

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もっと傾けると・・・
飛び出ない!

TRN-2100-04

よしよし、とフタを閉じるときに違和感が・・・
フタが『パチン』と閉まりにくい。
なにも収納しなかったら閉まりやすいのに、電池とリモコンを入れるとしまりにくいという違和感。
指一本では間違いなく閉まらない・・・

TRN-2100-07

あーでもない、こーでもないとみんなで原因を探していると、リモコンとフタの隙間がほとんどないことが原因と判明。
フタの内側のリモコンがあたるところを一部カットしました。
写真右上のカットした跡がのこっているところがわかりますでしょうか?

TRN-2100-08

さーて、フタを指一本で押して閉じてみました。
『パチン!』
うーん。いい感じ!
また、開けて
『パチン!』
おぉー、気持ちいい!

TRN-2100-06

さて対策前と対策後を見比べてみましょう。
before

TRN-2100--09

after

TRN-2100-10

これで、お客様のもとで発生する可能性のある問題をひとつクリア。
小さなことですが、こういうことの積み重ねが大切ですね。
今回の対策、参考になるようでしたらFacebookのいいねやシェア、Tweetなどお願いします。

救命コムでは、物をレンタルしていると考えていません。
『機能』レンタルしていると考えています。
使えない物なんて誰もレンタルしたくないですよね。
お客様が求める『機能』を提供できるよう努力してまいります。

お客様のもとになかなか行けない分、もっとお客様の声がききたいのでお困りのことや、相談、提案などいつでもご連絡おまちしております。
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