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野球部員が寮で死亡、両親「青森山田」など提訴

AED未設置により、学校側が訴えられるたというニュースがありました。

いじめの問題も含んでいる学生の死亡問題。いじめの問題は教育委員会や学校がなかなか認めないケースも多く解決しにくいですが、AEDの未設置問題ははっきりする問題です。AED未設置によるリスクは、今後も問題が発生した際には問われることが増えていくと思われます。AED未設置による裁判など問題が増えていく場合、AED設置にたいする指針などが必要になってくると思います。

企業や団体など、今後も突然死などが発生した場合、訴えられるリスクがあるため、AEDを設置するところも増えてくると思いますが、ただのリスクヘッジとしてのAED設置ではなく、人命救助の備えとしてAEDを導入設置してほしいと思います。

全国の公立学校でも100%に近いAED設置状況ですが、広い敷地に1台だけのAED設置、はなれたグラウンドや校舎にAEDがないなどの現状もあります。国が発表している設置率をみて全ての学校が安全だと言い切れない状況です。
人命救助の備えなので、それぞれの施設で救命講習の受講や、AEDの設置場所や方法、ほんとうに1台だけで施設内の突然死を防止できる体制になっているか考えて欲しいです。

是非、学校であれば生徒のみなさんも検証をしてみてください。

野球部員が寮で死亡、両親「青森山田」など提訴
読売新聞 4月9日(月)19時23分配信
青森山田高校(青森市)野球部の1年生部員(当時16歳)が昨年12月、寮で意識不明となった後に死亡した問題で、大阪府内に住む両親が9日、寮にAED(自動体外式除細動器)がなかったことなどが死亡につながったとして、同校を運営する「青森山田学園」などに計約8700万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。
訴状で原告側は、部員は同月18日夜、寮で上級生(自主退学、暴行容疑で青森県警が書類送検)に壁に押しつけられたり、けられたりするなどの暴行を受け、死亡したと主張。この上級生と保護者も被告とした。
AED未設置のほか、「寮に常駐していた大人は監督1人だけ。部員が倒れた時は不在で、緊急時の備えに不備があった」などと訴えている。
青森山田学園は「訴状の内容を確認し、対応を決めたい。寮の管理体制見直しを進めており、二度と同じことが起こらないようにしたい」としている。
この問題で同校野球部は、今春の選抜高校野球大会の出場校選考への推薦を辞退した。

できれば関わりたくないという意識

東日本大震災の被害者に弓を引くようなニュースが流れた。下記のニュースだ。

毎日新聞 3月3日(土)8時55分配信

福島県からの避難者が東京電力福島第1原発事故による風評被害を受けたとして、甲府地方法務局に救済を申し立てていたことが分かった。福島から避難してきたことを理由に、人権を侵害されていた。同法務局が2日発表した。
同法務局によると、申し立てた避難者は、自分の子供が住宅近くの公園で遊ぶのを自粛するように、近隣住民から言われた。更に、保育園に子供の入園を希望したところ、原発に対する不安の声が他の保護者から出た場合に保育園として対応できないことなどを理由に、入園を拒否されたという。

■過剰なアレルギー反応
放射能に対する過剰なアレルギー反応、ヒステリックな反応とも思える。
万が一、自分の子供にも被害があってはいけないという両親の気持ちもわからないわけではない。
しかし、子供から被害を受けるほどの放射能がでているとでも本当に思っているのだろうか。
被災地の子供がかよってる保育園にいっていることで自分の子供が悪くいわれるかもしれないと心配しているのか。
過剰報道による空気に支配されているとしか思えない。
被災地の瓦礫処理引受の問題もほぼ同様の反応だ。
被災地のためにと、多くの国民が立ち上がり寄付やボランティア、節電いろいろなことに取り組んできた。
しかし、いざ自分の問題になると発言と行動が変わっている。
本当は、多くの国民は受け入れているが一部のヒステリックな人の発言が拡大しているとも思える。
どちらにしてもこれは悲しいことです。

■救命活動も同じようなことが
救命活動のことを日頃考えていて似ているなぁと思った。
似ているなぁといっても風評被害ではない。
似ているのは、「関わりたくない」という空気感。
救命事例でも、多くの一般市民が目の前で誰かが倒れたとき「できれば関わりたくない」と思っている。
突然の事態に、何をしたらいいかわからない。恐怖感。普通に考えて関わりたくないのは当たり前かも知れない。
しかし、多くの人の前で誰かが倒れても何もしない事例が多いくあるのも事実。
誰か助けてあげればとみんな心配はしている人も多いだろう。
しかし、手を差し伸べる人は少ない。

救命講習のさらなる普及とともに、救命の意識を啓蒙していかないといけない。
なにをすれば、「関わりたくない」から「少しでも関わっていこう」と思えるようにできるのか・・・
このような自問自答の日々に、震災被害者に弓引く発言と行動のニュースが飛び込んできた。
なにかを変えないといけない。この問題意識は増すばかりだ。
良い解決策を見いだせない自分が情けないが、少しでも関わってもらえるよう努力したい。

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