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AEDに関するQ&A
- AEDの正式名称は?
- 自動体外式除細動器日本語では、自動体外式除細動器
英語では、Automated External Defibrillator
- AEDは誰でも使えるの?
- 誰でも使用できます!
- AED(自動体外式除細動器)は2004年7月から、一般の素人でも使用できるようになりました。
一般市民が使用できるということは、それだけ安全で使いやすいレベルの製品であるということです。
- AEDは安全なの?
- 基本的には安全です。
- 安全な理由は、自動化されているところにあります。パットを胸に貼ると機械が自動的に心臓の動きが異常か正常かを判断します。正常と判断されると電気ショックの段階へ進みません。そのため、人為的ミスによって強力な電気ショックを誤って流すことがありません。
しかし、要救護者の状態によって注意点があるので、正しい使用方法を身につける必要があります。
- AEDの種類は?
- 電気ショックの種類があります。
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- ■2層性(バイフェージック)電気ショックが1度に2方向
- ■単層性(モノフェージック)電気ショックが1度に1方向
- どっちがいいの?と言われると、2層性の方が蘇生確率が高いデータがでているので2層性のほうがいいと思います。
当社では、2層性でなおかつ心臓に負担の少ない低電力量のAEDをレンタルしております。
- AEDを誰に対しても使用できるの?
- 誰に対しても使用できますが、大人と子供の電気ショックの電力量が違います。
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- ※成人用パッド(就学児(小学生)以上に対して使用・150J~)
- ※小児用パッド(未就学児に対して使用・50J)
- 機種によっては、電極パッドが成人と小児共通のAEDもございます。
ハートスタートFRxは、小児キーをAED本体に差し込むことで、小児対応に切り替りショックが50Jになります。
- AEDの機能や操作は?
- 基本機能は、心電図解析・電気ショック
心臓の状態を感知し自動的に電気ショックが必要か判断します。そして、必要であれば電気ショックを心臓にあたえ、致死的不整脈から正常な心拍へもどす機能があります。また、機種によっては心電図モニターの表示や、使用の際のデータを記録する機能もあります。
- 操作は、AEDの操作ガイドに従う
- ①AEDの電源を入れる ②音声ガイドに従い、電極パッドを胸部に貼る ③自動的にAEDが心拍の状態を判断します。正常であればボタンを押しても電気は流れることはありませんので安全です。また、心拍が異常であれば、「通電ボタンを押してください」と音声案内がありますので、指示にしたがって通電ボタンを押す。 ④AEDの音声ガイドに従い必要であれば心肺蘇生法を続ける
- AEDは効果があるの?
- 効果は大きいです。
- 近年増加傾向にある突然死、その原因の一つである心室細動から救う唯一の手段だと言われています。心室細動になれば数秒で意識を失い、呼吸も止まります。そして、数分後には心拍は完全に停止します。ほっておけば、まず助からないのが現状です。しかし、救急車の平均到着時間は約8分かかります。到着してからの救命処置までにまた数分かかり、助かる確率が少なくなっており、年間3万人とも言われている突然死者がでています。
そのような現状にAEDは効果があります。要救護者のそばにAEDがあり、3分ぐらいでAEDが使用されたならかなりの確率で助かります。その効果は、東京マラソンや、愛知で開かれた万博、愛・地球博でも証明されています。愛・地球博では期間中に4人にAEDが使用され全員助かっています。
- AEDは心臓が止まっても使えるの?
- 完全に止まったら使用できません。
- テレビドラマの影響か「電気ショック=心停止」と思われてる方が意外と多いですがAEDは心臓が完全に止まったら使えません。AEDは、心臓が完全に停止する前の心臓が痙攣している状態から正常な心拍へ戻す機械です。完全に停止すれば電気ショックをしても効果がありません。そのため、AEDは心臓が完全に止まっていれば電気ショックの指示はだしません。
完全に止まる前、救急車が到着するまでの間に、AEDによる早期除細動が必要な最大の理由です。
- 何分までにAEDが必要?
- 心臓が止まると使えないAED、だから止まるまでにAEDが必要です。
- 救急車が到着するのに平均約8分、到着してからの救助は8分以上時間かかります。しかし、3分を超えれば心臓が完全に停止する確率が高くなりAEDが使用できなくなる可能性が高まります。そのため、AEDを近くに備え3分以内に電気ショックを流す必要があります。
- 使用上の注意点や危険性はあるの?
- 注意点は、要救護者の状態によりあります。
- ■第一に考え違いをしてはいけないのは、AEDの効果は100%ではないということです。要救護者の状態により効果は個人差があります。そのため、より確実に命を救うために真っ先に救急車を呼ぶことを忘れないで下さい。
- ■胸部に電極パットを貼る時の注意点
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- ※患者が水分でぬれていないか、注意してください。(汗も水分です)乾いた布で水分を拭きとってからパットを貼ってください。
- ※パットがきれいに貼れているか注意してください。きれいに貼れていないと皮膚が火傷します。
- ※パットの貼る位置をよく確認してください。心臓を挟み込むこうに貼りますが、パットに絵が描いてあるのでそれを見て落ち着いて貼ってください。
- ※ペースメーカーが埋め込まれている場合は、埋め込まれている部分から数センチ下に貼ってください。ペースメーカーが埋め込まれていたら数センチの小さい手術痕があります。
- ■AED使用時に近くで酸素ボンベを使用しないでください。ショック時にスパークする可能性があります。
- AEDの訓練は必要?
- 訓練を受けなくても使用できるが、訓練は必要です。
- 訓練の必要性があるかとお考えの皆さん。私は、訓練が必要だと思います。しかし、訓練してないと絶対に使えないとも思いません。最低でも正しい知識を得ていただくと良いと思います。
しかし、なぜ訓練が必要かと申しますと『電源を入れて→パットを貼って→通電ボタンを押す』というのはAEDの基本作業です。それ以外にも、AED使用上の注意点や、危険性が潜んでいます。できれば訓練を1年に1回定期的に受けてください。
- ガイドライン2000・ガイドライン2005・ガイドライン2010ってなに?
- 心肺蘇生に関する世界標準のガイドラインです!
- ILCOR[国際蘇生連絡協議会]での国際会議を経て、日本ではJRC[日本蘇生協議会]から発表されたものが基準となっています。
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- G2000とG2005とG2010でのAED操作パターンの違い
- ※ガイドライン2000:[3回電気ショック後・CPR]の繰り返し
- ※ガイドライン2005:[1回電気ショック後・CPR]の繰り返し
- ※ガイドライン2010:[1回電気ショック後・CPR]の繰り返し
- 上記の様に操作パターンが違います。救命コムでは全機種最新ガイドラインに対応しています。
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